足の裏の臭いについて

いつぞやの大衆雑誌で女性のブーツについての記事がありました。ロングブーツが非常に流行った年で、夏でもノースリーブのワンピースにブーツなどというコーディネートの女性が街を闊歩していました。しかし、足の裏の臭いの問題は実に深刻だったようです。ブーツの中は熱を逃さず、密閉された閉鎖空間です。また足首のほうまで長さがあるため、空気の循環がほぼ皆無なので、においが逃げる場所もありません。夏場のブーツは極端な例かもしれませんが、靴を脱ぐと猛烈にイヤな臭いがあふれだす経験をした人はかなり多いかと思います。特に働くサラリーマンらにとっては、一日中靴を履いている場合も多いのですから、いっそう深刻な問題になるでしょう。

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さて、このイヤな足の裏の臭いですが、足の裏には先に述べたエクリン腺という汗の穴が密集しています。そのため、夏場だけでなく常に汗をかく状態にあり、その分量は両足でコップ一杯ほどにもなるといいます。そう考えると、思わず自分の両足をタオルで拭きたくなりますが、足の裏が臭うのは汗のせいというわけではありません。

エクリン腺から分泌される汗は、水分がほとんどですから、それだけで悪臭を放つということはありません。しかし、汗自体ににおいがなくとも、足についている常在の雑菌や皮脂などと混じり合うと、化学分解がおこなわれ悪臭が発生しやすくなるのです。さらに靴を履くことによって、密閉された空間が足全体を覆うことになると、熱もこもり、高温多湿の状態が長時間保持されてしまいます。高温多湿は、まさしく雑菌が活性化するのに最高の環境で、ものの一日靴を履いて動き回っていれば、両足は雑菌まみれで悪臭を放つと言うことです。

2012年4月23日「脳神経内のアセチルコリンの可視化に成功」 サイエンスポータル編集ニュース 科学技術 全て伝えます サイエンスポータル / SciencePortal

それでは、この状況をできるかぎり避ける方法を考えてみましょう。臭いの元は雑菌だということがわかりました。それならば、極力雑菌の嫌う足の環境を作り出すことです。
なるべく通気性のよい靴を選び、職場などでは、許されるのならサンダルなどを併用します。また、女性であればストッキングは吸湿性の高いものを選びたいものです。男性なら綿や麻の靴下などがおすすめです。

ニュース - 科学&宇宙 - 脳神経内のアセチルコリン、初の可視化 - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト(ナショジオ)

靴も同じ物を毎日履くのではなく、一日履いたら、風通しのよい場所に日陰干しするなど工夫したいものです。さらにアルコール入りのウエットティッシュやスプレーなどを上手に利用するのも手です。下駄箱は基本的に湿気が多く臭いがこもりやすいので、除湿剤を入れたりして湿気を逃がすようにしましょう。
これらのことを実践するだけでも、だいぶ足の裏の臭いは改善されると思います。汗をかくのは致し方がないことですが、それを雑菌として繁殖させない工夫が大切なのです。